【ニューヨーク=吉田圭織】世界の国会議員が参加する列国議会同盟（IPU）と国連のUNウィメンが10日発表した調査によると、日本の閣僚ポストに占める女性の割合は15.8%で先進7カ国（G7）で最低だった。世界では190カ国中113位。女性閣僚比率は世界全体では21.3%で昨年より0.6ポイント増え、過去最高となった。
「国際女性デー」のイベントで国連を訪れたフィンランドのマリン首相=国連提供
今年1月1日時点で比較した。日本は前年と比べ女性閣僚の数が1人から3人に増えたが、世界平均で見ると政界での女性進出は遅れている状況だ。
女性比率が多いのは欧州勢で、スペイン（66.7%）やフィンランド（61.1%）が上位に並んだ。フィンランドは2019年12月に史上最年少で3人目の女性首相に選出されたサンナ・マリン氏が話題になった。女性が首脳を務める国は最多の20人を記録した。調査開始の05年時点では8人だった。女性が閣僚の過半数を占める国は14カ国で、前年より5カ国増えた。
調査では国会議員に占める女性の割合についても明らかにした。日本は165位と前年と変わらず、G7のほか、経済協力開発機構（OECD）加盟国でも最下位だった。
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March 11, 2020 at 03:18AM
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日本の女性閣僚比率、G7で最低 国連など報告 - 日本経済新聞
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