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新型コロナ感染、県内6人増 デイサービスの女性職員が陽性 - 中日新聞

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、県内で6日、感染者が6人増えた。福井、越前、鯖江、大野の各市で、大野市では初。県内の感染確認は計59人になった。一時生活施設として福井市少年自然の家の利用も始まった。

 県によると、新たな感染者六人のうち、越前市の「デイサービスひかり」で働く五十代女性は、既に夫の感染を確認していた。三月二十二日ごろに喉の痛みを感じた後、二十五日の午後に出勤したといい、施設は六日から休業した。女性は週に一回、シーツ交換などの作業を行っており、県は接触した可能性のある職員や利用者を調べる。

 大野市では三人の陽性が確認された。同じ会社で役員を務める五十代と四十代の兄弟が感染。四十代の弟は利用者や従業員に多数の感染者が確認されている福井市の飲食店を三月二十四日に利用していた。

 大野市で感染が確認された別の会社役員の五十代男性は、県内二十二例目で確認された福井市の五十代男性の同僚。この福井市の男性と仕事で接触のあった同市の自営業手伝いの五十代女性も感染が確認された。鯖江市の会社員の五十代女性は二十四例目の福井市の六十代男性と商談で接触しており、女性の夫も五日に感染者と発表されている。

 (今井智文)

◆福祉施設利用者、不安の声

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 新型コロナウイルスの感染者が急増している県内では六日、デイサービス事業所に勤務する介護従事者の感染が判明した。重症化率が高いとされる高齢者を預かる福祉施設は、どこも危機感を募らせ感染予防対策に当たっている。多くが面会禁止などの措置を取るが、利用者側は不安や寂しさを感じている。

 福井市の自営業の女性(71)は、市内に住む九十代の母親が通うデイサービスを三月末から休むように言った。「職員やほかの利用者の家族が、どんな動きをしているか分からない」。感染への不安が拭えないからだ。

 家から出ないようにさせ、家の中で足踏みなどの運動をするよう促す。「寂しいって言うけど仕方ない」。自身も生活の世話で母親の家に行くため、外出は最小限にするよう細心の注意を払う。

 同市の介護老人保健施設ケアホームさいせいでは、通所サービスの利用者約八十人のうち数人が通所を控えている。多くの利用者は入浴やリハビリのため、仕事を持つ家族の要望もあり利用を続けている。一方、入所サービスでは二月終盤から面会禁止。みとりの場合は、健康確認をした上で家族との時間を設けている。

 小規模多機能型住宅介護などを行う同市の別の福祉施設でも「インフルエンザや胃腸炎などへの対応よりもかなり気を使っている」と担当者。家族の面会は中止し、食材やおむつなどを扱う業者からの納品は職員が玄関で受け取っている。

 鯖江市の介護施設に八十代の母親が入居している市内の男性(62)は数日に一回、面会に出向いていた。一月ごろにインフルエンザが流行して面会を控えた後、「重なるようにコロナが出始めた」。そのまま面会できない日が続く。

 「会いたくても会えず、何もできないまま亡くなってしまうのかと、もんもんとしている。親も寂しいと思う」。一方で「この状況では、施設がしっかり見てくれるならそれが一番安心かもしれない」と複雑な心境をのぞかせる。

 (坂本碧、山本真喜夫)

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April 07, 2020 at 03:07AM
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