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新型コロナ>女性首脳、際立つ存在感 台湾、NZ、ノルウェー…封鎖、検査を徹底:国際(TOKYO Web) - 東京新聞

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 新型コロナウイルスとの闘いが続く中、世界各国・地域の女性首脳が際だった存在感を示している。いずれも迅速な封鎖と検査の徹底を実行し、ウイルスの封じ込めに成功。英紙デーリー・テレグラフは「世界の女性首脳の割合(7%以下)と比べると、コロナ対策で善処した女性首脳の国の割合は高い」と指摘、対策への支持も上昇している。 (ロンドン・沢田千秋)

 テレグラフによると、女性首脳の国では、百万人当たりの死者数が少なく、積極的に検査することで陽性者一人当たりの検査数が多い傾向にあった。なかでも台湾とアイスランドの死者はいずれも十人以下、ドイツは同規模の感染者数がいる欧州諸国と比べ死者数は四分の一程度にとどまる。

 英メディアが「最も成功した首脳」と評するのは台湾の蔡英文(さいえいぶん)総統だ。新型コロナが「世界を破壊し、健康と経済に危害を加えている」と強い態度で臨み、素早い対応と情報公開を徹底させた。アイスランドのヤコブスドッティル首相は、症状がない人にも無料でウイルス検査を実施した。

 ニュージーランドのアーダン首相は、真摯(しんし)な語り口が国民に弱者を思いやる精神を植え付けたと評判。「多くの人が直面する困難を痛感する」と、いち早く自らと閣僚の報酬を半年にわたり二割カットに踏み切った。三十四歳で最年少の現職首相となったフィンランドのマリン氏も会見を続ける姿が好感を呼んだ。

 一方、ノルウェーのソールバルグ首相は子ども専用会見を開き、友達とハグができないつらさを共有。デンマークのフレデリクセン首相が、自宅で皿洗いしながら往年のヒット曲を歌った動画や、科学者であるドイツのメルケル首相が、冷静に封鎖理由と出口戦略を説明する動画は、国民の間で人気を博した。

 テレグラフは「経済への打撃を承知で迅速に封鎖できるかが命運を分けた」として「女性首脳は普段から批判に慣れ、直面した時の対応力があった」と分析。英紙ガーディアンは「そもそも女性首脳は、政府への信頼が厚く、男女の格差が少ない国で生まれがち」として、厳しい封鎖に対しても国民の理解を得やすい素地があったと指摘した。

 英クランフィールド大のディアドリ・アンダーソン上級講師(組織心理学)は「男性なら主張が強いと評価される態度が、女性なら攻撃的と批判される。女性はより振る舞いに注意する必要があり、そこから多くを学んできた」と分析。「コロナ対策での活躍は、普段からリスク回避のため男性よりも客観的データに基づく決断を重視してきた成果だ」と話している。

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May 09, 2020 at 08:05AM
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