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イオン/都心立地攻略「イオンスタイル有明ガーデン」公開 - 流通ニュース

イオンリテールは6月17日、東京・有明の大型複合施設「住友不動産ショッピングシティ有明ガーデン」の中核店舗である「イオンスタイル有明ガーデン」を報道陣に公開した。

<イオンスタイル有明ガーデン>
イオンスタイル有明ガーデン

当初4月24日に開業する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、開業を延期。5月15日に、有明ガーデンに隣接するタワーマンションの住民などの日常生活の利便性を高めるため、先行オープンしていた。

6月17日、住友不動産ショッピングシティ有明ガーデンが全館グランドオープンするのに合わせて、店内を公開した。

<イオンスタイル有明ガーデン>
イオンスタイル有明ガーデン

南関東カンパニー東東京事業部の石河康明事業部長は、「有明地区は、マンションの建設が相次ぎ人口が増加する一方で、食品スーパーマーケットが非常に少なく、豊洲まで買い物に行く人も多いエリアだ。当社はこれまで、イオン東雲店を展開しているが、まだまだ、地域のニーズに答えられていない。少し離れるが、イオン品川シーサイド店も含めて、都心部、湾岸エリアの商圏を担う店舗として出店した。都心部に出店する上で、重要な店舗と位置付けている」と語る。

商圏は、平日は3km人口16万2000人・7万7000世帯、週末は5km人口47万人・22万4000世帯を想定する。有明地区の人口は、2020年1万5000人、2030年3万8000人に拡大し、30~40代ファミリー層を中心に大幅な人口増加が見込まれている。

<グロサリー売場>
グロサリー売場

有明ガーデン周辺には、東京オリンピックの会場があり、劇場も併設されているため、当初は、広域商圏型の品ぞろえを目指したが、新型コロナウイルス感染症を受けた市場の変化に対応し、現在は、足元商圏の地域住民のニーズを重視した品ぞろえに変更をしている。

5月15日からの約1カ月間の状況について、谷本和彦店長は、「外出自粛の影響もあり、現在の来店客の80%~90%が徒歩か自転車で来店している。店舗は、ゆりかもめの有明駅、りんかい線の国際展示場駅からも近く、駐車場も施設供用で約1900台であり、広域からの来店も本来ならある。いまは、徒歩と自転車で来店するお客に対応した品ぞろえに変更することで、地域の利便性を高めている」と語る。

徒歩と自転車での来店に対応して、お米は、5kg、2kgなど少量の商品を充実させた。また、ビール類・缶チューハイはケース販売ではなく、6缶パック、バラ販売を重視した売場とした。

<ビール・缶チューハイ売場>
ビール・缶チューハイ売場

一方で、大容量商品やかさばる商品を自宅に届けてほしいといったニーズにも対応するため、北東1.6kmに位置する「イオン東雲店」のネットスーパーと連携した取り組みも実施する。イオンスタイル有明ガーデンに隣接するタワーマンション内に出店する直営店のミニストップで、イオン東雲店で注文した商品を店頭で受け取ることができるサービスを導入した。

イオンリテールでは、ネットスーパーの受け取り方法として、現在、約90店舗で自宅への配送のほか、店頭サービスカウンター、ロッカー受け取り、ドライブスルーの3つの方式を組み合わせて、お客の利便性を高めている。ミニストップでの受け取りは現在、有明のみの取り組みとなっている。今後もお客の声を聞きながら、受け取り方法の多様化に対応したいという。

<隣接するタワーマンションにミニストップが出店>
隣接するタワーマンションにミニストップが出店

店舗周辺のファミリー世帯やスポーツ、イベントなどで来訪するお客向けに、店内で調理した惣菜などを充実させるほか、家族や友人と一緒に食事をしてくつろぐ場所、買って食べて帰るイオンの新しい食のスタイル「ここdeデリ」を展開する。

注文を受けてから1食ずつ調理するステーキや海鮮丼、ピッツアなどのほか、ソフトクリーム、抹茶ドリンクなどの「ワンハンド」商品を提供する。店内で購入した弁当やデザート、飲料なども約100席のイートインスペースで楽しめる。

■ここdeデリでイートインメニューを提供

<ここdeデリ>
ここdeデリ

ここdeデリは、新型コロナウイルス感染症対策のため、現在は約50席に減席して運営している。また、テイクアウト需要の高まりを受けて、持ち帰りメニューを強化している。

<ガブリンググリルの持ち帰りメニュー>
ガブリンググリルの持ち帰りメニュー

東京都内では初めて、イオングループのコンビニ「ミニストップ」の人気商品であるソフトクリームを販売する。リニューアルした定番の「バニラ」、期間限定の「静岡クラウンメロン」、「静岡クラウンメロンミックス」の3種類を提供する。

<ミニストップのソフトクリームを販売>
ミニストップのソフトクリームを販売

素材にこだわった「デリ」「サラダ」「ごはん」をワンプレートで提供する「リワードキッチンプラス」を展開 。栄養の偏りや野菜不足が気になる、ストレス社会で働く女性をターゲットに、「美と健康」、「トレンド素材」を取り入れたデリやサラダなどのご褒美メニューを提案する。

雑穀米などのグレインズやキヌア、ケール、アボカドなどの栄養価が高いと言われる食材を使用。6種類のメインディッシュと5種類のサラダ、5種類のサブメニュー、3種類のごはんの中から、各1品ずつ選択することでバランスのよい食事を提供。持ち帰りにも対応する。

<リワードキッチンプラス>
リワードキッチンプラス

直営ステーキショップ「ガブリンググリル」では、イオンの自社牧場で肥育された「トップバリュ グリーンアイナチュラル タスマニアビーフ」のほか、牛肉を使用したステーキやハンバーグを提供する。

三元豚を店内でパン粉付けし、コレステロールゼロの油で調理した、こだわりの「とんかつ定食」を品ぞろえする。このほか、ひれかつ、海老フライを組み合わせた「ひれかつ&海老フライ定食」や「ロースかつ&海老フライ定食」などの選べる定食も提案する。

<ガブリンググリル>
ガブリンググリル

できたての海鮮丼や握りたての鮨を提供する魚屋さんの海鮮丼ショップ「魚魚彩(ととさい)」を展開する。本まぐろにこだわった丼や握り寿司のほか、女性や子ども向けメニューも用意する。また、一度に3種の味が楽しめる「海鮮玉手箱」をランチメニューで提供する。テイクアウトメニューも用意しているため、職場や自宅でも楽しめる。

<魚魚彩>
魚魚彩

直営インストアベーカリーの「カンテボーレ」を展開。北海道産生クリームとバターを使用した「カンテボーレの生食パン」、注文を受けてから調理するトマトモッツアレラや照り焼きチキンをパンで挟み焼き上げたパニーニなどを販売する。

「ワンハンド」商品として、4種類の食べやすい一口サイズのドーナツが入った「カップドーナツ」も提供する。

<カンテボーレ>
カンテボーレ

ここdeデリに隣接する惣菜売場には、ちょっぴり贅沢なメニューで食卓を彩る「リワードキッチン」を展開。共働きや単身世帯の増加などを背景に、高まる惣菜需要に対応する。「リワードキッチン」では、「がんばった自分へのご褒美に、ちょっぴり贅沢なご馳走をお手軽に!」をコンセプトに、メインディッシュとなるハンバーグや彩り豊かなサラダなど約30種類のメニューを対面方式で販売する。

<リワードキッチン>
リワードキッチン

■鮮度とこだわり商品に高いニーズ、品ぞろえを深耕

有明地区のお客の特徴について、谷本店長は、「鮮度の良い商品を求められ、こだわりのある商品を購入する方が多い。鮮度が良い生鮮食品を提供するほか、グロサリーやデイリー商品では、こだわりのある商品を強化した。グロサリーにヴィーガンコーナーを設置、グループの輸入食材専門店カフェランテの商品を一部、導入した。また、ピカールの冷凍食品コーナーを設けた」と語る。

<豊洲市場の直送野菜>
豊洲市場の直送野菜

豊洲市場が近い店舗特性を活かし、毎日、旬の野菜や果物を提供する。このほか、みずなやトマト、ほうれんそうなどの旬の京野菜も販売する。また、「トップバリュ グリーンアイ オーガニック」や千葉県産のオーガニック野菜など、約30種類を取りそろえた。

<オーガニック野菜コーナー>
オーガニック野菜コーナー

毎朝、豊洲市場で仕入れた鮮魚を対面コーナーで提供し、お客の要望にあわせて、開きや三枚おろしなどの調理サービスに対応する。本まぐろの上質部位のカマトロを使用したお造りや「本鮪づくしの握り鮨」、「とろ入り鮪丼」などを品ぞろえするほか、鯖開き干し焼きや海老フライなど、手間のかからない魚惣菜も販売する。

<鮮魚コーナー>
鮮魚コーナー

デイリー商品では、健康志向の高まりから、低カロリーで高タンパクな植物性の肉として注目されている大豆ミートの商品を約10種類、チルドコーナーで展開する。

<大豆ミートの商品>
大豆ミートの商品

お土産にも対応する地元対応商品として、明治31年創業の「茂助だんご」の餅菓子やどら焼、饅頭、羊羹などを品ぞろえした。

銘店コーナーでは「ラ・メゾン白金」や「東京ラスク」「銀座ブールミッシュ」など、東京銘菓の商品を取りそろえた。

<茂助だんごコーナー>
茂助だんごコーナー

有明周辺エリアのお客さまのニーズが高いワインを中心に、全国各地の酒を豊富に品ぞろえした。ブルゴーニュやボルドーなど高級産地のワインをお値打ち価格で提供するほか、近年話題となっている「自然派ワイン」や「山梨ワイン」、東京の「深川ワイン」をコーナー展開する。また、自社のソムリエがお客の好みや要望から、季節ごとの食に合わせた逸品を提案する。

<ワインコーナー>
ワインコーナー

日本酒では、東京都心に百年の時を経て蘇った東京23区唯一の酒蔵「東京港醸造」の「どぶろく 江戸開城」をイオンで初めて導入した。都会ならではのお酒は「障りなく飲め味わいある酒」をテーマに一つひとつ手作業で造られています。このほか、新潟県の銘酒「八海山」「越乃寒梅」「久保田」を取りそろえた。

ビール職人のこだわりが詰まったクラフトビールは、日本のクラフトビールに加え、本場アメリカのクラフトビールを中心に品ぞろえした。

<東京港醸造コーナー>
東京港醸造コーナー

谷本店長は、「有明は新興住宅地であり、地元商品が少ない。イオンスタイルでは、地域対応として地域商品の導入を進めているが、有明では、全国各地のこだわりの商品をカテゴリーごとに打ち出すことで地域のニーズに対応している」と語る。

有明店では、都市部で生活するお客にニーズに対応する「イオンスタイル」を確立したいという。

■イオンスタイル有明ガーデン
所在地:東京都江東区有明2-1-8
住友不動産ショッピングシティ有明ガーデン1階
売場面積:直営約2285m2
営業時間:8時~23時
休業日:年中無休
駐車台数:約1900台
駐輪台数:約1700台
交通アクセス: ゆりかもめ「有明駅」徒歩2分
東京臨海高速鉄道りんかい線「国際展示場駅」徒歩4分

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June 18, 2020 at 02:24PM
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