6月22日、日本フェンシング協会は全日本選手権を9月に開催することを明らかにした。9月17日から19日にかけて予選から準決勝までを行ない、26日に決勝を行なうという。 【秘蔵写真】美しく華やかな「チアリーダーの世界」──弾ける笑顔、高さのある開脚ジャンプ、健康的な肉体美を見る。 さらに6月25日には大会の概要を発表。コンセプトを「NEW STANDARD」とし、新たな試みに取り組むことを示した。 太田雄貴会長も「時代に先駆けた大会を開催する」と語ったが、そこには、今日のスポーツの置かれた状況が背景としてある。 全日本レベルの大会としては、さまざまな競技がある中で先行して開催する形になったが、むろん、新型コロナウィルスの影響は免れない。 そのため、大会への準備や運営などにリモートで取り組むという。大会そのものは無観客で行なう。同時に、決勝についてはインターネットで配信するとした。
優勝賞金は2018年の3倍に増加。
今日の状況は、他の競技同様、フェンシングにとっても大きな打撃となっていた。 この全日本選手権をとってみてもそうだ。 近年、フェンシングは認知度や収益面の向上を模索してきた。 その一環として、全日本選手権の運営も変化を遂げた。2018年には演劇の公演などで広く知られる東京グローブ座、2019年にはLINE CUBE SHIBUYAで開催。 実施会場で話題を集めつつ大会のステータスをあげるとともに、バックヤードツアーなどをつけることでチケットのプレミアム化を図り、チケット代金もアップさせることで、収益につなげてきた。 昨年の大会は満員となり、選手への優勝賞金も2018年の3倍に増加させるなどその効果は表れていた。
「ギフティングサービス」を実施する。
だが今年は、来場する観客収入を失うことになる。これまでの手法をとることができなくなった。ただ、そのままで終わらそうとはしていない。 クラウドファンディングを行なうとともに、先に記したインターネットでの配信において、「ギフティングサービス」を実施するという。 ギフティングサービスとは、いわゆる「投げ銭」とも言われるもので、ポイントを購入するとそのポイントが対象者に送られるサービスだ。実質、受け取る側の収益となる。 また、「新時代の観戦体験を実現していきたい」(太田会長)という意図から、試合が行なわれている背景の工夫、選手のプレーにおける動作の映像ならではの演出などにも取り組む。
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June 28, 2020 at 09:31AM
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フェンシングの新しい観戦スタイル。ネット配信と投げ銭で認知度アップ?(Number Web) - Yahoo!ニュース
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