戦後の横浜で働く女性を追った写真家、故常盤とよ子さんの作品を紹介する追悼展が、横浜市中区の横浜都市発展記念館で開かれている。戦後の街をありのままに写し、社会問題を浮き彫りにしてきた力作が並ぶ。22日まで。(丸山耀平)
常盤さんは1928年、同市神奈川区の酒問屋に生まれた。戦後、夫で写真家の故奥村泰宏さんと出会い、写真家になり、働く女性にレンズを向けてきた。56年の個展「働く女性」や57年に発表した写真エッセー集「危険な毒花(あだばな)」では、同市南区真金町周辺の赤線地帯で働く女性たちを写して注目を集めた。
追悼展は、昨年12月に常盤さんが亡くなったことを受け、同館調査研究員の西村健さん(41)が企画した。2部構成で、1部は、常盤さんの人物像を写真や資料で紹介。45年の横浜大空襲で父を亡くし、駐留する米兵にこびを売る女性への憎しみから写真を撮りだしたという。
2部は常盤さんの作品26点を紹介。赤線地帯で働く女性が街中で歌う姿などを切り取っている。初めは隠し撮りだったが、何度も足を運び親交を深めるうちに、同性として将来を案ずるように変わり、性病検査の現場や婦人更生施設にいる女性も撮影するようになった。
西村さんは「戦争が終戦から何年も影響を与えることが分かる、地域史を考えるために必要な資料。後世に伝えていく必要がある」と話す。観覧料は高校生以上200円、小中学生と市内在住の65歳以上は100円。問い合わせは同館=電045(663)2424=へ。
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