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女性せり人 夢膨らむ 市北部市場の競売 来月デビュー:神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞

せり人を「やりがいがある、かっこいい仕事」と話す高氏葉月さん=宮前区の市中央卸売市場北部市場で

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 川崎市宮前区の青果物卸売会社「東一川崎中央青果」で初の女性せり人が誕生した。四月二日に同区の市中央卸売市場北部市場で行われる競売でデビューする。女性消費者のニーズを的確に把握した価格設定が、より安定した消費につながるとして注目が集まっている。(安田栄治)

 女性せり人は、高氏葉月さん(25)。前身の川崎中央青果では過去に数人の女性せり人がいたが、しばらく途絶えており、二〇一三年に東京の会社と合併して以降では第一号。

 相手にすることになる仲卸業者は百戦錬磨の年上ばかりだが、高氏さんは「経験を積んで、生産者が手塩にかけた生産物の品質にあった値をつけたい」とデビューを心待ちにしている。

 高氏さんは「将来は農業に取り組みたい」と東海大学農学部(熊本市)で野菜作りなどを学び、一七年春に入社した。千葉県市川市の実家から毎朝四時すぎに起きて車で通勤する努力家だ。

 営業職の野菜第二部第一課で主にトマト、果菜類を担当。全国の農家と連絡を取って生産、出荷状況を把握するだけでなく、産地に行って顔をつなげ、信頼関係を構築することに力を注いできた。

 一方で市北部にも農家が多い。「地場野菜を求めるお客さんのため、地元の農家さんと接することも大切な仕事。それができる川崎北部の職場で良かった」と仕事に打ち込むほどに充実感が増したという。

 小売店と産地の間で値段のすり合わせをするうちに、より多くの農産物の相場を知って値段を操作するせり人の仕事に「やりがいがあり、かっこいい」と憧れるようになった。二年間の業務経験でせり人登録試験の受験資格を取得して昨年七月、市のせり人登録試験に一発合格した。

 同社管理部の七久保高祐部長は「人に好かれるタイプで物おじもしない。将来はせり人の顔になり、この業界で女性の活躍を促してほしい」と期待。

 高氏さんも「生産者と消費者の両方に利益を出せるせりができるようになりたい」と夢を膨らませている。

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March 31, 2020 at 05:41AM
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