あなたにとってスーツケースとは？
まさに相棒。一番古いものだと、18歳で買ったスーツケースを繰り返し修理しながら今も使っています。彼女とは……と、思わず擬人化してしまうぐらい長い付き合いで、仕事でもプライベートでも旅のときはいつも一緒。息子が生まれたときに行ったパリも、最近のコレクションで行ったパリも彼女と一緒で、いわば私の20年の歴史をすべて見ている存在です。正直に言うと重いし、ホイールのすべりも悪いし、使い勝手は決してよくないけれど、使い込んだ傷やボディーに貼られたさまざまな国のセキュリティーシールも含めて、これまでの旅の思い出が詰まっていて手放せない。きっと、これからも私の旅の歴史を一緒につむいでいくのだろうと思います。
「サムソナイト」の印象を教えてください。
歴史のあるブランドというイメージがあります。創業から110年を迎えられるブランドはなかなかないと思いますから。製品としては仕事でもプライベートでも使える丈夫さと実用性を持ちあわせているスーツケースが多い印象を持っています。
スーツケースに求める条件は？
長く愛用している“相棒”とは真逆の条件ですが、今、スーツケースを買うなら丈夫で軽く、キャスターの動きがスムーズなものを選びたいです。だから、今回の撮影で「プロクシス」を持ってみて、軽さとキャスターのなめらかな動きに驚きました。いつも重めの相棒といるので、すごく新鮮な使い心地。スーツケースも日々、進化しているのだと感じましたね。
旅に出るときのマストアイテムは？
ヨガマットとルームフレグランス。ヨガマットは毎日の習慣であるトレーニングの必須アイテム。海外のホテルでは香りが気になることもあるので、ルームフレグランスもマストですね。部屋でリラックスできるウッド系、スイート系、柑橘系の3種類は常にスーツケースに入っています。
今、訪れてみたい旅先はどこ？
17歳で初めてニューヨークを訪れてから、仕事を含め100回以上は旅に出ているかな。ニューヨークやパリなど都会が刺激的だったときもあったけれど、今は自然豊かな土地に心ひかれます。モンゴルやミャンマーの大自然に抱かれたり、クロアチアの美しい景色を眺める時間はとても豊かだろうなと。自分の生き方や考え方の変化は、訪れる旅先も変えるのかもしれません。
（写真上）スーツケース“プロクシス Spinner75”（シルバー）6万円／サムソナイト（サムソナイト・ジャパン）
ジャケット、パンツ参考商品／以上アディアム（アディアム東京ミッドタウン店03-3402-1019）、シューズ8万5000円／ジャンヴィト ロッシ（ジャンヴィト ロッシ ジャパン03-3403-5564）
（写真中上）スーツケース“プロクシス Spinner75”（シルバー）6万円／サムソナイト（サムソナイト・ジャパン）
ニット3万6000円／タロウ ホリウチ、パンツ5万9000円／th（以上エムエイティティINFO@THE-MATT.COM）、シューズ8万5000円／ジャンヴィト ロッシ（ジャンヴィト ロッシ ジャパン）
（写真中下、下）スーツケース“プロクシス Spinner55EXP”（ペトロブルー）5万円／サムソナイト（サムソナイト・ジャパン）
ジャケット10万円、パンツ6万6000円、スカーフ4万8000円、シューズ6万6000円／以上マックスマーラ（マックスマーラ ジャパン0120-030-535）
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August 03, 2020 at 11:03AM
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創業110年を迎えた「サムソナイト」で魅せるスタイルセッション【冨永愛編】 | WWD JAPAN.COM - WWD JAPAN.com
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