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「女はお茶くみ」の時代に革命を信じ…全共闘「女性たちの闘い」の追憶〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

*  *  *  国会議事堂を望む東京・永田町の衆院第1議員会館。衆院議員の阿部知子さん(72)は、部屋がある建物4階から車が行き交う道路を見下ろすと目を細めた。 「不思議な気持ちになるんです。この道を、機動隊に囲まれデモしていたんですから」  50年ほど前、阿部さんは東京大学の学生として東大の全学共闘会議(全共闘)のバリケードの中にいた。1968年、医師になるため東大に入学したのだ。  60年代、日本は「政治の季節」を迎えていた。ベトナム戦争や70年に迫った日米安保条約改定への反対運動が沸き起こり、全国の大学では党派に属さないノンセクトの学生を中心に「全共闘」が形成され、「全共闘運動」が燎原の火のごとく燃え広がった。東大も例外ではなく、68年1月の医学部生によるストライキを機に「東大闘争」が始まっていた。  だが、都内の女子高出身で「ノホホンと過ごしていた」という先の阿部さんは、社会的関心は強いほうではなかった。目を開かせてくれたのが、教養学部の助手だった社会学者の最首悟(さいしゅさとる)さん(84)だった。大学の内外で、社会で起きている様々な問題を教えてくれた。  ヘルメットを被り、社会の矛盾と向き合った。国会前をデモしたのもこの頃だ。「ベトナム戦争反対!」と叫び、羽田からアメリカに飛び立つ航空機の下を走ったとも振り返る。  しかし69年1月、東大の安田講堂が陥落すると運動は下火に。運動を続けるか否か。多くの仲間が離れていく中、阿部さんは在日韓国人問題に出合い運動を続けた。  残る者と去る者──。去った者は「裏切り者」と呼ばれ、両者の間に分断が起きた。 「私はそれが一番つらかった。私の主張は正しい、あなたは間違っていると言っているようでは、運動は勝利しない。対立ではなく合意点を求めていかなければ、社会を変えられない」

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August 01, 2020 at 03:00PM
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