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自分にあった投資スタイルを学ぶには:ジム・ロジャーズ - フィナンシャル・ポインター

ジム・ロジャーズ氏が、ある天才トレーダー(ジョージ・ソロス氏と思われる)との逸話を披露し、自分にあった投資スタイルを見出すことの重要さを説いている。


まだ巨大な問題は起こっていないが、債務は至る所で積み上がっている。
私が間違っているのかもしれない。
『今回は違う』のかもしれない。・・・
でも、私は疑っている。

ロジャーズ氏がKITCO NEWSで、世界中で債務が増加し、その穴埋めに貨幣が増発されている現状について危機感を繰り返した。
大量に貨幣が増発される中、リスク資産の価格が上昇するのは当然と話す。
人々が将来の貨幣の価値低下を恐れ、リスク資産への投資を急いでいるためだ。

マネーの向かう先にはもちろん金も含まれる。
ロジャーズ氏は、金投資への参入がまだ遅くなく、今後も金価格はさらに上昇するとの予想を述べている。
もっとも、KITCOは金販売業者だから、ロジャーズ氏お得意のサービス・トークも入っているのだろう。

今回のインタビューで面白かったのは、こうした相場観ではない。
ロジャーズ氏はそうそう相場観を変更しないから、一貫した相場観はむしろ退屈でしかない。
今回のインタビューで面白かったのは、こちらも一貫して変わらない、投資術についての発言だ。
ほとんど既出の内容だが、見返しておこう。

  • 好きなことをやる=いつも市場を考える。
    情熱の対象を見つけ(投資とは限らない)それに打ち込む。
  • 人の言うことを聞かず、自分の知っていることに留まる。
    自分で調べ、耳より情報は無視する。
  • 人生で投資するのを例えば20銘柄と決め、投資先を厳選する。
  • 逆張りでは嫌われ無視され安いだけではだめで、変化が必要。
  • 「お金を稼ぐこと、暮らしを立てることは簡単なことじゃない。」

特に興味深かったのは、「知っていること」の1つ、自身が得意とする投資スタイルについて語った部分。
珍しく、クォンタム・ファンド時代、ジョージ・ソロス氏との逸話と思われる話を披露している。
ロジャーズ氏は、その上司の「天才トレーダー」についていくつか語っている。
50-100銘柄を売買していたが、個々の銘柄についてほとんど深い知識を持っていなかったという。
ファンダメンタリストのロジャーズ氏からすれば考えられないことだったが、それでも売買で成功を収めたのだという。
しかも、神がかった嗅覚・推理力の持ち主だったらしい。

「一度、彼が私に『(市場)フロアでIBM株100千株がブロックで売りに出ているから90ドルで買ってくれ』と言ってきた。
私は『何言ってるの? 何でわかるの? あんたはただ新聞読んでるだけじゃないか。』と言った。
当時は(相場情報は)流れてくるテープで知らせる時代だった。
彼は『間違いなく、あるはずだ』と言った。」

本当にそれだけのブロックが売りに出ていたのかどうかについて、ロジャーズ氏は明言していない。
しかし、ここまで話し、そのトレーダーのことを「天才」と言っているのだから、実際にその注文は存在したのだろう。
トレーディングも神業近くになれば他人の注文さえ予想できるようになるのだろうか。
こうした天才との仕事も通して、ロジャーズ氏は自身が勝てる投資スタイルを「試行錯誤」で学んだようだ。

彼は天才短期トレーダーだったんだ。
1-2週間を超えて保有することはなかった。
でも、なんてことだ、私は望みがなかった。
世界最悪の短期トレーダーだったんだ。


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August 23, 2020 at 02:00PM
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